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先日の出来事(^o^) [その他]

先日の夕方のこと、下校途中の原谷小の児童数名が「グラウンドに犬がいます!」と駆け込んできました。
一緒にグラウンドに行ってみると、まだ成犬とは言えない位の柴犬に似た一匹の犬[犬]が、リードをベンチに結ばれていました。
心配で見守っている[目]周囲の児童たちや私を警戒してか盛んに吠えています。
付近を見渡しても飼い主らしき姿は見えず、たまたま駐在さんも不在です。
気温も低く雨もポツリポツリ降ってきたので、取り敢えず体育館に連れて行こうとリードをほどくと、グイグイと引っ張って歩き出します。

「オッ[ひらめき]これは帰巣本能で家まで帰るかも」と思い、そのまま[犬]と一緒に歩き出しました。[犬]のことが心配な女児2名も自転車でついてきます。
かくして、迷子の[犬]1匹と、女児2人と、オッサン1人による不思議な冒険が始まりました。
[犬]は相変わらずグイグイと力強い歩きで、交差点も方向を迷わず進みます。
ついには国道をくぐり、タイムクリップさんの所まで来ましたが、突然ここで[犬]の足がパッタリと止まってしまいました。

「・・・」

雨はまだポツリポツリと降っていて、喉も渇いていそうだったので仕方なく一旦体育館まで戻る事にしました。
道中で犬の散歩をされていた方やお店等でこの[犬]に見覚えが無いか尋ねましたが、皆さん「見た事が無い」との返事です。

やがて体育館に戻ると1台のパトカーがやって来ました。
下校途中に[犬]を見掛けた一人の男児が、心配になって「[犬]を助けてあげてください」と電話したそうです。
パトカーとほぼ同時にその男児も母親と一緒に車でやって来ました。
[犬]がかわいそう」と泣きながら帰って来たそうです。
お巡りさんとの話の中で、男児は「家でこの[犬]を預かりたい」と訴えますが、既に家には犬がいるとのこと。また、まだ警戒心の強いこの[犬]は手を近づけると「ヴゥ~~~」と唸るし、水もお菓子も口にしない状態です。
家に連れて行くのは難しいと母親に説得され、結局[犬]は警察に保護されることになり、男児女児が心配そうに見守るなか、警察のトラックに乗せられて行きました。
翌日、無事飼い主が見つかったらしいと、その男児の母親がわざわざ知らせに来てくださいました。
もし飼い主が見つからなかった時は、この男児の家で飼おうと話し合っていたそうです。
それにしても良かった良かった[手(チョキ)]

今回の事で感じたのは原谷小の児童たちの心の優しさです。
[犬]がいると体育館に教えに来てくれた児童、[犬]が心配でついて来た女児、[犬]がかわいそうと涙して警察に保護をお願いし家で預かりたいと訴えた男児
動物を虐待するようなニュースが残念な事にそう珍しくなくなってきた昨今[むかっ(怒り)]、原谷小の児童達の優しさに触れ、ちょっと心が暖かくなった出来事でした。[わーい(嬉しい顔)]

ま、しかし、毎日いろんな事が起きますわ[あせあせ(飛び散る汗)](^ ^)
タグ: 迷子